設題例
情報技術を支える三つの基本技術と、その関連を説明せよ。
設題の要求
- 情報技術を支える三つの基本技術を挙げる
- それぞれの役割を説明する
- 三つの技術の関連(どのように組み合わさって機能するか)を説明する
回答の型:「概念の提示+関係づけと具体化+まとめ」の概念整理型
概念の提示(三つの基本技術)
→ 関係づけと具体化(三要素の相互作用)
→ まとめ(一般化)
回答例
概念の提示
コンピュータ
コンピュータはプログラムを実行して計算や処理を行う装置で、パソコンだけでなく家電製品や携帯電話、工場機器などにも応用されている。
ネットワーク
ネットワークは複数のコンピュータや機器を接続し、情報をやり取りできる環境を提供する。身近な例として、同じ建物内や敷地内でコンピュータ同士を接続するLAN(ローカルエリアネットワーク)がある。さらに、LAN同士を接続することで世界規模に広がるインターネットが構築される。
ネットワークにより、場所を移動せずにデータを利用できるため時間を節約できる。また、共有されたデータは誰でも参照可能で、資源の効率化につながる。さらにメールや通信システムの活用で情報伝達が迅速になり、プリンタやファクスなどの機器を複数ユーザーで共有することでコスト削減も可能である。
データベース
データベースは、特定の目的の情報を整理・管理し、コンピュータで効率的に検索・利用できるようにした仕組みである。表計算のシート等とは異なり、一貫性があり、かつ無駄がないように管理されているため、データの重複がなく、データ同士の関係が維持されている。
関連づけと具体化
三つの技術の関係は、情報システムの利用場面に当てはめると理解しやすい
これら3つの技術は単独では十分に機能せず、互いに連携することで初めて実用的なシステムが成立する。たとえば、図書館管理システムを例に考えると、自宅のコンピュータからインターネットを通じて、図書館のデータベース(OPAC)にアクセスし、蔵書を検索できる。このとき、まずコンピュータが利用者の操作を受け取り、検索要求を処理する。その要求はネットワークを通じてデータベースに伝えられ、データベースは整理された蔵書情報の中から該当する情報を検索して返す。検索結果は再びネットワークを経由してコンピュータに届けられ、利用者が閲覧できる形で表示される。このように、コンピュータ・ネットワーク・データベースがそれぞれの役割を果たすことで、自宅からでも情報の取得が可能になる。
まとめ
図書館システムから情報技術一般へ抽象化
図書館管理システムの例から分かるように、コンピュータ・ネットワーク・データベースは単独では十分に機能せず、相互に連携することで情報の検索や利用が可能になる。
情報技術は、コンピュータ・ネットワーク・データベースが相互に連携することで成り立つ技術体系であり、図書館システムをはじめ多くの社会的な仕組みを支えている。


