通信司書課程の独学はつらい?モチベーション維持の工夫

全般

通信司書課程でいちばん難しいのはモチベーションの維持

通信司書課程の最大の難関は、モチベーションの維持だと思います。

ひとりで学ぶことが想像以上に負担になる

理由は人それぞれですが、いちばん負担が大きいのは、学習を基本的にひとりで進めなければならない点ではないでしょうか。細かい疑問をすぐに質問できないことは、思っている以上にストレスになります。検索しても、知りたい情報がちょうど見つかるとは限りません。

学内掲示板では、掲示板上でディスカッションできたらよいのでは、近隣の受講生どうしで集まれないか、といった提案を見かけたことがあります。ただ、多くの人が仕事をしながら隙間時間で学習している状況を考えると、即時性のないやり取りは難しい面もあるのだと思います。オフ会のような場は実現すれば有益だと思いますが、継続的に機能させるのは簡単ではなさそうです。

継続できた理由を振り返ってみる

私の場合、1年で単位を取得すると決めていたこと、そして単純に新しいことを知るのが楽しかったこともあり、勉強を続けられなくなる時期はありませんでした。ただ、振り返ってみると、継続できた一番の理由は、図書館に通い続けていたことではないかと思います。

現在は近隣の市町村を含めて4館を利用しています。また以前から図書館をよく利用していたため、過去に使っていた図書館のことも含めて具体的なイメージを持てていたのは助けになりました。

テキストだけではつかみにくい「図書館の現実」

テキストの文章だけで用語や制度、理論を理解しようとすると、どうしても抽象的になりがちです。図書館については、とくに「理想的な図書館」がどこかにあるような印象を持ちやすい分野かもしれません。しかし実際には、図書館のあり方は地域の条件によって変わるため、正解が一つとは限りません。

図書館は、利用者の行動、職員の判断、施設や予算などの条件が重なって運営されています。そのため、館ごとに違いがあるのは自然なことです。実際に図書館に通う中で、学んだ内容と結びつく場面が少しずつ増えていきました。「あの図書館ではこうだった」「この条件なら別の方法もありそうだ」と考えることで、学んだ内容を具体的な場面に当てはめて理解できるようになったと感じています。

実際の図書館で学びと結びついたこと

たとえば、普段は行かない規模の大きい図書館を利用した際、大活字本の棚が入口すぐの目立つ位置に配置されていることに気づきました。その配置を見て、利用者層の年齢構成が影響しているのかもしれない、と考えました。

その後、普段利用している図書館を見直してみると、大活字本の棚が入口近くにある館もあれば、一般書の中に配置されている館もありました。利用者層やスペースの制約を踏まえて配置が決められているのだろうと思うようになりました。

また、これまではあまり利用していなかったリクエストサービスやレファレンスサービスも実際に利用してみました。対応の仕方は館によって違いがあり、積極的に関連資料を提案してくださる場合もあれば、依頼内容に沿って手続きを進める場合もありました。こうしたやり取りの中で、情報サービス論や児童サービス論で学んだ内容とのつながりが見えてきます。書庫資料の請求のような小さなことでも、司書さんとやり取りしてみると学びが深まるように感じました。

学んだ内容が現場とつながると理解が深まる

このように、テキストで学んだことと実際の図書館の様子が結びつくと、理解が一気に具体的になります。モチベーションの維持が難しいと感じたときは、図書館に足を運んでみることが、学習を続ける助けになるかもしれません。

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